こんにちは、愛媛の洋菓子店、魔法洋菓子店ソルシエで事務員をしているKといいます。
私自身は洋菓子作りの経験がほとんどありませんが、気になるケーキ屋さんの内側を素人目線でご紹介できればと思っています。
今回のテーマは「ピストレ」という洋菓子作りのテクニック。
洋菓子店でケーキを選んでいると、表面が細かいツブツブ状になっている下の写真のようなケーキを見たことはないでしょうか。
このおしゃれなつぶつぶはどのようにして作られているのか?自宅でも再現出来るのか?私も気になったので調べてみました。
気になる方はお付き合い下さい。
ピストル?いいえ、ピストレです
ピストレとは、洋菓子の表面に食品用のスプレーガンを用いて霧状のチョコレートを吹き付ける工程のことで、ピストレという名前は使用する道具が拳銃(ピストル)に似ていることに由来しているそうです(フランス語で拳銃のことをピストレと発音します)。
ピストレをする理由は?
チョコレートを塗布することで、ケーキの色合いと質感をデコレーションする効果の他に、ケーキ自体の乾燥を防ぎみずみずしさをキープする効果も期待できます。
ピストレを自宅で再現するのはちょっと難しい…
結論からいいますと、ご自宅でピストレを使った洋菓子を作るには、結構なお金と準備、作業スペースの確保が必要なため、私自身かなり難しいと感じました。
その理由を詳しく見ていきましょう。
機材の価格が高い
まず、一般的にお菓子屋さんが使用している道具は食品用自動スプレーガンと呼ばれるもので、数万~10万程度と結構なお値段です。
趣味でケーキを作るための買い物としてはちょっと現実的ではないかもしれません。
飛び散り防止対策が必要
また、ピストレ作業というのは霧状になったチョコレートをケーキに塗布するという作業なので、周囲に飛び散らないようダンボールやビニールで囲いを作る必要があります。ただ、これは手作りでなんとかなるのではないかと思います。
温度管理の難しさ
最後に、チョコレートとカカオバターを合わせたものは常温では固まってしまうので、チョコレートを保温する手段を用意しておく必要があります。
このような理由から、ご自宅でのピストレ作業はなかなか敷居が高いのかなぁというのが私の感想です。
ですが、せっかくここまで調べたのにここで引き下がるわけにはいきません。
更に調べてみると、ご自宅でピストレが手軽にできるかもしれない方法が見つかりました。
カカオバタースプレー缶を使う
なんと、使い捨てのピストレスプレー缶なるものが数千円で販売されているようです。
周りにスプレー液が飛散するのを防ぐ工夫は必要ですが、これを使えばご自宅でもピストレを施したケーキ作りが実現できそうです。
まとめ
今回はケーキ作りの工程「ピストレ」について調べてみました。
ピストレには道具を揃えるのに結構なお金と時間がかかるため、ご自宅で実現するにはかなり根気が要るようです。
ですが、ピストレ用のスプレー缶なるものが存在するようなので、気になる方は探してみる価値があるかもしれません!
最後までお読み頂きありがとうございます。